サッカー選手の名言に人生のヒントあり、アノ人の深イイ発言集

2017年9月6日

サッカー選手の名言に人生のヒントあり、アノ人の深イイ発言集

ただ勝利を目指し、勝負の世界で生きるサッカー選手たち。強い者が勝ち残り、弱い者は退場を余儀なくされる厳しいサッカーの世界で生きることは決して簡単なことではありません。

極限まで自分を磨き続ける彼らが発する言葉の中には、私たちが長い人生を生きていく上でのヒントや勇気をもらえるものも少なくありません。プロのサッカー選手として生きるJリーガーたちの名言と、そこから得られるヒントをまとめました。

Jリーグから世界に羽ばたいた日本人サッカー選手の発言が深い

Jリーグから世界に羽ばたいていった日本人選手は多くなりましたが、世界を見すえた彼らのサッカー哲学には、人間としての高い完成度を見ることができます。

「どんなに辛くて、どんなに結果が出なくても下を向くってことは一番嫌いなので、絶対下を向かずこれは最高の経験ができていると思って前進する」(長友佑都)
プロサッカー選手としてイタリアに渡り、日本代表選手としても活躍する長友佑都。彼はナイスプレーの後にピッチでチームメイトたちと日本式のおじぎをすることが話題になっています。頭を垂れて礼を尽くすことと、結果が出なくて下を向くことは、彼に言わせると似て非なるものなのです。逆境はチャンスという言葉を、彼のサッカー人生が証明しています。

「不言実行。それが一番カッコいい」(内田篤人)
もともとはサイドハーフの選手でしたが、そのスピードをいかしたサイドバックとして日本代表でも圧倒的な存在感を放つ、内田篤人。不言実行というのは彼にとって座右の銘で、目標は人に知らせるものではなく努力する自分だけが知っていればいい、苦労を見せる必要はないとも語っています。静かなる闘志こそ、最も大きな力になるということですね。

「努力をしないものには運もツキもまわってこない。運やツキも実力のうち」(川口能活)
長らく日本代表のゴールを守り続けてきたゴールキーパーは、大変な努力家でもありました。そんな努力家が言うセリフだけに、努力をした人間にだけ訪れるツキの価値を感じさせてくれます。努力せずに「ツキがない」とボヤいてばかりいる人にとっては耳の痛い話かも?

「常に上には誰かがいたから刺激があって成長できた」(香川真司)
ヨーロッパリーグで活躍し、日本代表にも欠かせない存在の香川真司ですが、有名になるまでは自分が一番になったと自覚できることが一度も無かったとも語っています。自分が一番になれなかったからこそ勘違いをすることなく、常に上にいる誰かの背中を追うことができたという言葉には、謙虚さも感じます。常に上に誰かの存在があることは、上を目指す人にとって幸せなことでもあるのです。

往年のサッカー選手が残した名言の数々

「大きな目で見たらすべては成長するためにある」(中田英寿)
日本のサッカー界を常にリードしてきた、ご存じ中田ヒデ。彼はサッカー選手である以前に人としても一流でありたいという生き方にこだわりを持っており、これ以外にもサッカーに一流選手として向き合う姿勢が多くの言葉で語られています。ピッチを去った今でもその輝きは衰えていません。

「1%あるんですね?じゃあ僕はその1%を信じます」(三浦知良)
日本サッカー黎明期から輝き続け、今も現役にこだわる元祖サッカー少年、三浦カズ。彼が熱望していたブラジルへのサッカー留学について監督から「99%無理」と言われたことに対して述べた名言です。その1%を実現した後に続く彼のサッカー人生は、夢を実現していくサプライズの連続でした。これの他に「夢は語ったほうがいい。言わなきゃ、何も始まらない」とも語っており、ポジティブに夢を追いかける姿が勇気を与えてくれます。

「日の丸、最高だ。こんなに美しい国旗、他にないよ」(ラモス瑠偉)
今でこそ日本国籍を持っているラモス瑠偉ですが、元々は日本人ではありません。そんな人だからこそ日の丸の価値を語ると、日本人が意識していなかったことにまで気づかせてくれます。日の丸をつけていたからこそ頑張れた、日の丸を見ると闘志が湧いてくる、日本を代表して闘うのはスゴイことだ、など日本代表選手として闘うことに誇りを持っている姿勢が窺えます。自分のためだけだったらとっくに辞めてたよ、とも語っており、国を代表して闘うこと、国旗を背負うということの素晴らしさを元外国人が教えてくれています。

サッカー選手の人生観は、夢を実現するための方法論

こうしてサッカー選手たちの名言を見ていると、夢を実現する人には、それにふさわしい夢と実現に向けた姿勢と努力が伴っていることが分かります。しかも、それを他人に見せることなく自分のため、いえ明日の自分のために努力することができるから成功したのでしょう。

たとえ大きなことでなくても夢を持ち、そのために必要なことを自分で考えて、できることから努力する尊さを教えてくれます。たとえ1%しか可能性がなくても、それを実現し続けてきたキング・カズもそう言っているのですから。